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CALSからインターネットへ

 情報共有によって企業間取引を有効化するCALSの思想は、IT時代にも受け継がれている

 

●CALSとはそもそも何か?

 

 CALS(Computer Aided Logistic Support)とは、もともとはインターネット同様に軍事面での利用からはじまった。jそして膨大な軍事データを紙情報から電子化することで事務コスト削減とスムーズな情報管理を成功させた。

 これを、民間企業の経営に活かそうと、同じCALSという頭文字ではあるが、名称をCommerce At Light Speedと変え、製品の受発注、流通、決済、保守までのすべての商品プロセスを、共通のデータベースにしようとしてきた。これで、調達者と供給者の間で即時にやり取りできることになる。いわば、BtoBの先駆である。

 日本でも、1995年には通産省主導でCALS推進協議会が設立され、電機業界、自動車業界などへ試験的に導入された。しかし、業界内のクローズドネットワークでは、設置のためのコストも膨大なものになるし。何よりもインターネット進化で業界の壁を崩れつつある今、CALSは、オープンネットワークでの電子商取引にその座を奪われつつある。

 

●課題はセキュリティだったが……

 

 問題は、オープンネットワークであるインターネット上でのセキュリティ確保である。重要なビジネス情報が競争相手に筒抜けでは商売にならない。これも、認証技術などによって安全性は確保できるようになった。狭い業界内で情報の共有化を図り、ネットワークを構築する意味は薄れてきた。むしろ、インターネットではそのオープン性を活かして、いろいろな企業情報が瞬時に入手できるようになってきた。

 CALSではじまった企業間で情報共有しながら経営効率化を図ろうという動きは、今、インターネット上でのBtoBで、国境を越えて、全産業を網羅して実現しようとしているのだ。

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