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ITは広告手法まで変化させはじめた

 一方的に消費者に売り込もうとするマス広告から、消費者のニーズに応える双方広告へ

 

●双方向性を備えた広告の登場

 

 6500万……ヤフーの1日のアクセス数である。テレビの高視聴率番組もかなわない大変なメスメディアが誕生したのである。

 インターネットのすごいところは双方向性にある。インターネットでは興味を持った人にはより深い情報提供が可能となる。それを広告に利用したのが「バナー広告」だ。ITにより、広告手法も変化しつつある。

 バナー広告とは、ホームページ上に置かれたバナーと呼ばれる長方形の図をクリックすることで、その広告主のホームページに行くことができるものだ。消費者の側からすると、興味のある広告だけを詳しく見ることができる。場合によってはホームページ上でその場で商品を購入することも可能だ。

 企業側からすると、自分のホームページにさえきてくれれば、数十ページにも及ぶパンフレットを消費者に手渡したのと同じ効果がある。それも、ダイレクトメールのように闇雲に送りつけるのではなく、興味を持った人にだけ手渡すことができるのだ。

 

●「クッキー」が経営資源をつくる?

 

 もう1つ、インターネット広告のメリットは「クッキー」にある。クッキーとは、ホームページの運営側が、そこを訪れた人(その人が使ったコンピュータ)を記録するシステムである。ホームページは、訪れる人に対してクッキーというIDを発行する。そのIDをユーザーが受け取ると、そのユーザーは自動的に登録される。次からそのユーザーが訪れると、クッキーのIDが確認されリピーターであることがわかり、その記録が蓄積されていく。企業側からすると、顧客情報がどんどん蓄積され重要な経営資源となる。

 現在、アメリカのインターネット広告市場は40億ドル、日本はその数十分の1と見られている。しかし、この広告が、広告全体の中でのトップを占める日はそう遠くはないだろう。

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