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インターネット進化で通信と放送が融合する

 「通信」「放送」という区分は、今や意味をなさなくなりはじめた

 

●ラジオ局がライブ映像を放送する!?

 

 インターネット進化で、通信と放送の壁が崩れ始めている。通信は、「電話」に代表されるように、2人の人間が情報を交換しあうもの。放送はテレビのように、放送局が多数の人に情報を提供するもの、であった。

 2000年2月、ラジオのニッポン放送は、人気バンドB'zの出演した深夜番組を、インターネット上でナマで同時放送した。この同時接続数が1万4600回で、日本最高を記録したという。

 ラジオ放送は、電波が届くところでしか聞くことができない。しかし、インターネットであれば、世界中のどこでも聞ける。さらにニッポン放送は、B'zの映像も流したという。ラジオではできない芸当である。

 

●テレビ番組と大差なくなったホームページ

 

 またテレビ局も、自局のニュースやバラエティ番組などの動画をインターネットに流す事業をはじめている。過去に放送された番組をインターネットで受け取れるようになると、ビデオ・オン・デマンドが実現することになる。

 さらに、個人のホームページも情報発信の場となっている。サッカーの中田英寿選手のホームページは、毎日100万ものアクセスがあるという。こうなると立派なマスメディアである。ホームページでナマの音声や画像を流せば、もう放送そのものである。

 今後テレビ、ラジオ放送のデジタル化が進む。こうなると、放送内容もデジタルコンテンツである。インターネット進化の結果、パソコンの高性能化、通信の大容量化・高速化で、インターネット上での動画のやり取りができるようになった。包装のデジタル化とともに、さらに、放送と通信の壁が崩れていく。その結果、放送業界が大きな転換を迎えるだけでなく、放送を規制する「放送法」のあり方なども問い直されていかざるを得ないだろう。

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