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インターネット進化が企業組織の大変革を引き起こす!

 これまでのピラミッド型組織は次第に消失。中間管理職は行き場を失う可能性大だ

 

●アメリカの記録的な好景気の立役者

 

 90年から8年間続いているアメリカの好景気は、前半4年が成長率3%、後半が4%と、上昇の8年間である。

 好景気を支える企業が息を吹きかえした理由は、インターネット進化での生産性向上にある。これには企業内のネット化による効率化と、対外的な取引などのネット化による効率化の二面がある。

 例えば社内組織は、経営陣と部長課長などの中間管理職、そして実行部隊とピラミッド構造になっていたが、ネット化が進むことで、中間管理職が不要になってきている。トップの意思決定は、社内のLANを通じてすぐ実行部隊に伝えられる。また実行部隊の種々の情報も、ネットを通じてダイレクトに経営陣に伝わるようになった。

 ゼネラル・モータース(GM)は、ホームページ上での業者による入札をはじめ、早くからIT化に取り組み、業績のアップを図ってきた。もちろん、コミュニケーション手段は目的に応じて分けており、肉筆のFAXや直接会って話すことの重要性も認識しているところはさすがである。

 

●ホワイトカラーの生産性向上が課題

 

 日本的経営システムの見直しを迫られている東芝は、成果が上がれば年収が成功で現状の1.6倍に上昇する成果重視型賃金制度を導入。おもにホワイトカラーを中心とする3万人に及ぶ一般社員が対象となる。残業手当が出ない代わりに毎日最低30分間出社すればいい。こうした制度では、やる気のある社員は年収増えるが、そうでないとかなりの減収になる。富士通なども同じ制度をどうにゅうしはじめ、多くの企業に波及する可能性が高い。

 過去に不況で苦しんできたアメリカは、日本型経営システムを学んだ時代があった。現在、日本の企業がアメリカ型経営システムを学ぶ利用する必要に迫られている。その鍵は、インターネット進化によって差がつけられたホワイトカラーの生産性が握っている。

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