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ワンツーワン・マーケティング時代の本格的な到来

 大衆相手のマーケティングから個人相手のそれへの転換がついに実現する

 

●マーケティングにも革命的変化が

 

 今、アマゾン・ドット・コムのホームページにアクセスすると、「ようこそ、○○さま」と表示される。同時に、自分がかつて購入した本と同じ分野の関連書籍がずらっと表示される。

 さらに、あなたと同じ本を買った別の人(もちろん、名前はわからないようになっている)は、こんな本も買っていますよ、という表示が出る。自分のほしい本が、いろいろな角度でリストアップされている。検索する前から、リストができ上がっているのだ。

 まさにこれが今話題の、顧客ではなく「顧客」、つまり1人1人の顧客をターゲットにした「ワンツーワン・マーケティング」の姿だ。

 例えば、ホームページにアクセスして商品を購入した人の購入履歴などは、自動的にデータベース化できるようになった。インターネット進化によって、今まで繰り返し説かれてきた「不特定多数の大衆相手のマーケティングから個人相手のそれへの転換」が、実現しようとしているのだ。

 

●データベースの見逃せない意義

 

 またクレジットカードのIC化することで、購入リストやレストランなどでの注文メニューなども記録されるようになる。クレジットカードの場合は、顧客の住所や性別はもちろん、職業、年収まで把握しているので、まさに完璧なデータベースができあがることになる。

 1人1人の顧客にあわせた営業が可能になる。

 ただしその反面、消費者の立場からすると、かゆいところに手が届くようなサービスが受けられる一方で、自分のあらゆる情報が握られてしまう危険を背負うことになる。

 そういった個人情報がネット上で流通し、突きあわされるようになると、私たちのプライバシーは丸裸になるといえる。

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